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2026-2027年シミランの海を予想!
水温・サーモクライン・大物は?

2026/09/06

10月中旬から2026-2027年のシミランシーズンがいよいよ始まります。

今シーズンは、例年よりサーモクラインが強くなり、冷たい深層水がダイビング水深まで上がってくる可能性があります。

実は似たような水中環境が見られたのが、2023-2024年シーズン。
当時は乾季の入口からサーモクラインが目立ち、場所によっては普段より水温が約2℃低く感じられることもありました。

では、2026-2027年のシミラン・リチェリューロックはどうなるのでしょうか?

2026-2027年はサーモクラインが強くなる?

2026年後半は、**エルニーニョと正のIOD(インド洋ダイポールモード現象)**の影響が注目されています。

この組み合わせは、アンダマン海のサーモクラインを浅くし、冷たい深層水が浅い場所まで上がってくる条件のひとつです。
シミラン海域ではもともと「内部波」と呼ばれる現象によって、冷たく栄養豊富な水がダイビングポイントへ流れ込むことがあります。

そのため今シーズンは、

表層は28〜29℃でも、20〜30m付近では26〜27℃程度まで下がる
といった、はっきりしたサーモクラインが発生する可能性があります。

2023-2024年に似た海になる可能性

■2023年12月30日
■シミラン諸島ノースポイント
Time in/09:57
Time out/10:29
■最大深度/23.5m
■水温/最低26℃、平均28℃
■透明度/最低3m:最大20m
■流れ/弱

2023-2024年も、強いエルニーニョと正のIODが重なったシーズンでした。
実際に私たちが潜っていても、乾季の入口から普段より冷たい水を感じる機会が多く、約2℃の水温差を感じることもありました。

写真は23年の年末、シミラン諸島ノースポイントの水深20mでサーモクラインがやって来た直後の、マダラトビエイをぎりぎりで撮影したものです。数秒後には視界が3mになりサーモクラインを避けるように、浅場に逃げました。
視界が悪いことだけでなく、たった2℃でもとっても寒かったです。

2024-2025年、2025-2026年と比較すると、2026-2027年は再び2023-2024年に近い水中環境になる可能性があります。

シミラン・リチェリューロックの透明度と魚影は?

サーモクラインが強いと、
「透明度が悪くなるのでは?」
と思われるかもしれません。

確かに冷水が入った場所では、青い水から緑っぽい水に変わり、一時的に透明度が落ちることがあります。
グリーンモンスターなんて呼んだりしています。

しかし、ダイビングでは悪いことばかりではありません。
深層から上がってくる冷水には栄養塩が多く含まれ、プランクトンや小魚、そしてそれを狙う大型魚へとつながる可能性があります。

そのため今シーズンは、

「透明度抜群の青い海」だけではなく、「少し濁っているけれど魚影がものすごい海」
に遭遇する日が増えるかもしれません。

特に魚影で有名なリチェリューロックは注目です。

2026-2027年のマンタ・ジンベエを予想

もちろん自然相手なので、マンタやジンベエザメの出現を正確に予測することはできません。
ただ、水中環境だけを見ると、**2026-2027年は期待したくなる条件が揃いつつあります。

マンタはボン島に注目

マンタで期待したいのがボン島(コ・ボン)です。
冷たい栄養豊富な水が入り、プランクトンが増える環境になれば、マンタにとってもプラス材料になります。
特に1〜3月頃は注目しておきたいところです。
タチャイピナクルも必見です。

ジンベエはリチェリューロックに期待

そしてもちろん期待したいのが、リチェリューロックのジンベエザメ。
ジンベエザメについても「エルニーニョだから出る」という単純な関係ではありません。
しかし、サーモクラインが浅くなり、
深層水 → 栄養塩 → プランクトン → 小魚
という流れが活発になれば、大物を期待したくなる海になります。
特に2〜4月頃は要注目です。

サーモクライン対策|ウェットスーツはどうする?

もし予想通りサーモクラインが強くなった場合、気になるのが水温への対策です。

プーケット・シミランの通常の水温は29℃前後ですが、冷たい水が入ると一時的に27℃、場合によっては26℃台まで下がる可能性があります。

ずっと26〜27℃というわけではなくても、ダイビング中に暖かい水と冷たい水を何度も行き来すると、想像以上に身体が冷えることがあります。

特に1日3〜4ダイブするシミランクルーズでは、ダイビングを重ねるほど身体に冷えが蓄積するので、少し余裕を持った装備がおすすめです。

インナー裏起毛ラッシュガードがおすすめ

ご自身で5㎜タイプののウェットスーツをご持参なら寒さ対策はばっちりです。
ただし、ご持参で3㎜タイプや、弊社のレンタルウェットスーツ3㎜の半袖短パン(つなぎ)タイプを利用する場合は対策が必要です。

この場合はご自身でインナーで調整できるようにしておくのがおすすめです。

具体的には、

・上半身:裏起毛タイプのラッシュガード
・下半身:通常のラッシュガードやインナーパンツ

くらいで十分対応しやすいと思います。
特に上半身は冷えを感じやすいため、通常の薄いラッシュガードよりも保温性のある裏起毛タイプがおすすめです。

楽天やAmazonなどでも「ダイビング 裏起毛 ラッシュガード」「保温インナー」などで探すと見つけやすいと思います。

フードベストよりも使いやすい?

寒さ対策としてフードベストも効果的です。
ただ、プーケットの通常水温は高いため、サーモクラインを抜ければ逆に暑く感じることもあります。

その点、上下セパレートのインナーなら、

寒い日だけ着る・上だけ着る・必要なければ着ない
という調整が簡単です。

荷物もかさばりにくいため、南国でのダイビング用としては使い勝手が良いと思います。

実際の水温は11月から現地で確認します

もちろん、ここまでのお話は現時点での海洋状況から考えた2026-2027年シーズンの予想です。

ナイスダイブプーケットでは10月中旬から実際にシミラン海域へ潜り、水温やサーモクラインの状況を確認していきます。

「今年は本当に冷たいのか?」「何mmのウェットスーツが快適なのか?」

実際に潜った情報をもとに、シーズン中も随時更新していきます。
これからシミラン・リチェリューロックへお越しになる方は、ウェットスーツやインナー選びの参考にしてください。

2026-2027年シミランシーズンの予想まとめ

現時点での予想をまとめると、

・サーモクライン:例年より強めになる可能性
・水温:20〜30mで26〜27℃台の冷水が入る可能性
・透明度:場所による差が大きくなりそう
・魚影:期待大
・マンタ:コボンを中心に期待
・ジンベエ:リチェリューロック、特に2〜4月に期待

というシーズンになりそうです。
もちろん、海は予想通りにはいきません。
だからこそ面白いのがダイビング。

ナイスダイブプーケットでは、実際に潜った水温・透明度・魚影・マンタやジンベエザメなどの最新情報も随時お伝えしていきます。

2026-2027年のシミラン・リチェリューロック。どんな海になるのか、今から楽しみです!

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