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お魚図鑑、サメ、マンタ、マグロの仲間
2023/03/20

サメ、マンタ、マグロの仲間

サメ、マンタ、マグロの仲間

ジンベエザメを筆頭にマンタやレオパードシャークはダイバーに人気の魚達です。ジンベエザメはテンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメです。サメや軟骨魚類としてのみならず、すべての魚類の中で現生最大の種で、鯨類以外での最大の動物です。世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布します。動きは緩慢であり、基本的には人にとって危険性の低いサメである。食べ物は巨体に似合わず大量のプランクトンです。

それではプーケット、シミランで見られるサメ、マンタ、マグロの仲間をご紹介します。

レオパードシャーク(トラフザメ)

レオパードシャーク
レオパードシャーク

■英名/Leopard shark
■科目/テンジクザメ目-トラフザメ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 1〜2m

おとなしいサメで、ダイバーにも人気があります。ダイビングで見かけるときは、海底で寝ていることが多いです。ゆっくりと近づけば写真は撮影しやすいです。
地域によっては全く違う種を「レオパード」と呼びますがインド洋ではトラフザメをレオパードシャークと呼びます。

コモリザメ(ナースシャーク)

■英名/Nurse shark
■科目/テンジクザメ目-トラフザメ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 2m〜

コモリザメ
コモリザメ

オオテンジクザメととてもよく似ています。胸ビレの形から区別できることになっていて、下の写真のようにコモリザメの胸ビレは三角形で、オオテンジクザメの胸ビレは鎌のような形になっています。
実際には見られる場所で区別するのが簡単で、インド洋と西部太平洋にいるのがオオテンジクザメで、大西洋と東部太平洋で見られるのがコモリザメです。ちなみに英語ではどちらもダイバーにはナースシャークと呼ばれています。出産後もお腹の中でしばらく育てることからコモリザメと呼ばれています。

ジンベエザメ

■英名/Whale shark
■科目/テンジクザメ目-ジンベエザメ科
■地域/全海域
■大きさ/ 2m〜

ジンベエザメ
ジンベエザメ

ダイビングで一番の大物&人気者といえば、ジンベエザメでしょう。最大で15mにもなる、魚類でもっとも巨大な魚です。プランクトンフィーダということで知られていますが、実際には中型の魚も飲み込んでしまうそうです。ダイバーには無害で、かなり近づくことができます。世界各地で目撃されていますが、実際にダイビングで会うのはまれです。その中でも、ラパス(メキシコ)、カンクン(メキシコ)、エクスマス(オーストラリア)とモルジブのダイブクルーズでは、ジンベエザメとの遭遇率はかなり高いようです。他にもフィリピンのオスロブのように餌付けされているジンベエが見られるところもあります。
表層を泳ぐことが比較的多く、ダイビング船などから見つけて、スノーケルで一緒に泳ぐのが一般的です。といってもジンベエザメはゆっくり泳いでいるように見えて、実はけっこう速くて、ついていくのはかなりハードです。運がいいと同じ場所を往復してくれることもあり、その場合にはずっと何度も見ることができます。稀に縦になって水面付近のプランクトンを食べることもあります。
最近の調査によって、回遊の規模が明らかになりつつありますが、まだ不明な点が多いようです。日本でも調査が行われていて、2014年の調査の対象となった個体は高知県沖から宮城県まで北上した後に、再び福島県沖まで戻ってきて、黒潮の流れに沿って回遊したのではないかと考えられています。
基本的には外洋性で、広範囲を回遊するようですが、季節によって特定の場所に集まることが知られています。繁殖についても不明のままで、サメの中では比較的目撃例の多いジンベエザメですが妊娠した個体の目撃例がほとんどなく、妊娠期間など多くのことがわからないままとなっています。数少ない例として1995年に台湾で定置網にかかった個体からは数百匹の胎仔が見つかっていますが、ここまでの数の卵がどのように授精しているかなどわからないことだらけの状態のようです。
2002年11月のワシントン条約の会議で、『付属書2』に登録され、保護を受けることになりました。

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