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アジ科
アジ科
アジ科はスズキ目の下位分類群の一つです。和名にあるアジ類の他にも、ブリ、コバンアジ、イケカツオ等、約30属150種が所属します。全てが海生で、遊泳力の高い中型から大型の肉食魚です。全長は数十cmのものから1mを超えるものまで種類によって異なり、肛門と臀鰭の間に2本の遊離棘があることで他のスズキ亜目魚類と区別されます。
それではプーケット、シミランで見られるサメ、マンタ、マグロの仲間をご紹介します。
コガネシマアジ
■英名/Golden trevally
■科目/スズキ目-アジ科
■地域/中・西部太平洋 東太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 50cm〜1m
成魚は尾ビレ、背ビレ、尻ビレが黄色で、体側にうっすらと黒い帯が何本かあるのが特徴です。
幼魚の体色は黄色で、体側にはっきりとした黒い線があります。幼魚はパイロットフィッシュとして、オニイトマキエイやジンベエザメのような大きな魚の目の前を泳いでいることが良くあります。
若魚は体色の黄色はだいぶ薄くなって銀色に近づきます。黒い線はまだ残っています。他の魚には付かなくて数十匹ぐらいで群れを作ることが多いようです。
老成魚となると体長は1mを超えるぐらいの大きさになり、体色の黄色と黒い線はほとんど消えて目のあたりにはうっすらと黒い線が残っています。それにしても幼魚とはかなり雰囲気が違いますね。数匹ぐらいで行動することが多いようです。
※ダイビングで、パイロットフィッシュといえば、大きな魚にくっついて泳いでいる魚のことを意味します。まるで先導しているかのように見えるためにこのような名前がつきました。
クロヒラアジ
■英名/Golden trevally
■科目/スズキ目-アジ科
■地域/中・西部太平洋 インド洋 紅海
■大きさ/ 20〜50cm
体の側面に7本の帯があるのでわかりやすいです。珊瑚礁周辺で群れをなすことが多いです。婚姻色(黒くなっているもの)も見かけることがあります。
夕方になると群れがまとまって大きくなります。
ほとんどの場合、単独もしくは数匹で行動しているようですが、リチェリューロックでは群れを見ることができます。ただし群れには大きなものは少なく、小さめのロウニンアジで構成されているようでした。英語ではGTと呼ばれダイビングでもフィッシングでも大人気です。
ツムブリ
■英名/Rainbow runner
■科目/スズキ目-アジ科
■地域/全海域
■大きさ/50cm〜1m
英名がとてもかっこいい名前になっています。非常にスマートな体型をしていて、さらに青のラインがキレイな魚です。どちらかというと浅いところで見かけることが多いです。いろいろな地域で見かけることが出来ます。通常はダイビング中に見かけても、すぐに泳ぎ去っていってしまうので、なかなか観察しずらい魚です。
ツムブリもギンガメアジ同様にサメに体をこすり付けることがあります。
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